興味の賞味期限
先日、福井県で行われたアップデートカンファレンスにて市橋正太郎さんのお話を聞くことができました。その時に、インプットのやり方を説明されてたときに「興味の賞味期限」という話しがあったため、私の考えとともに、共有したいと思います。
鮮度の良いインプットとは
インプットをしたいと考えた時、今は忙しいから明日しよう。って思ったことはありませんか?受験勉強でも面白そうなことでもなんでもです。ビジネス書をよく読んでいる行動力のある人は、後回しにしてしまったとしても、必ずそれに取り組むでしょう。よくある例として、積み本です。友人からのおすすめ本や尊敬する人の執筆本など、皆さんはいろんな分野に興味を持って、積極的に情報収集をしていると思います。確かに、その過程ではとりあえず本を買い、隙間時間や休憩中に読むということは良いと思います。
興味のとって時間は敵
だけど、興味には賞味期限があるのです。たとえば、ハロウィンのコスプレにはまっている人が、そもそもハロウィンってなんだっけ?と疑問に思ったとします。だけど後で調べてみよう、と後回しにすると、時間経過とともに興味は薄れていき、そして最後にはなくなってしまいます。興味がなくなる前に調べたとしても、一番初めにハロウィンって何だろうと疑問を感じた時に調べるのでは圧倒的に興味のレベルが違います。人間は時間が経つと他のものに興味を持って行ってしまいます。インプットとは日常のちょっとしたことからえられるモノも多いです。だから少しでも興味を持ったなら、すぐに勉強すべきなんです。
これは他すべてのことにも同様に言えます。学生のとき授業で歴史を強制的に教えられているとき、早く終われと思ったり、隠れてスマホをいじったりしたことはありますよね。でも、信長協奏曲の映画を見た時、あれってどこまで本当なんだろう?という疑問を持って調べ始めると、どんどん学習が加速しますよね。
インプットに大切なことは
これまでのことから、良いインプットをするためには
- 時間経過
- 良質な情報源
だと思います。興味が失われる前にすぐ調べる。誰かに聞くなどして情報に触れる努力をしましょう。時間は人の興味すら奪う世界最強な力を持っているものなので、それに抗うことはできません。ならばせめて、時間に興味を奪われる前に、それを吸収するように心がける必要があります。また、インプットにつなげるためには、良質な情報が必要です。これはとても難しいことですが、ネットから本当に欲しい情報を見つけ出すググり力があればできます。大量の情報を時間をかけて精査することはできないので、文章の書き方や内容をさらっと見るだけで、情報の質を見極められるようになると、誰にも負けないようになると思います。
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