【西野亮廣】魔法のコンパスを読んで心に突き刺さったこと①

はじめに

私は最近になってビジネス書を読むようになりました。きっかけは自分の中の軸を見失ってしまい、自分の夢が何かわからなくなってしまったときです。ネットで自分の軸を見つける方法を調べる中で、前田裕二さんやホリエモンさん、西野さんの本に興味を持ち始めました。しかし、最初は本をわざわざ買うお金がもったいないと感じていたので、一冊だけ買いました。でも、その本で私は衝撃に打たれました。その本というのは「メモの魔力」なのですが、自分の心の中にさまよっていたもやもやがすべてはっきりとさせられました。メモの魔力では夢の実現について2種類の人がいると書かれていました。1つ目はトップダウン型です。これはすでに自分が何を成し遂げるべきかを見つけられている人がそのゴールに向かって最短距離で挑む人です。2つ目はボトムアップ型で目の前にある楽しそうなことやワクワクすることに飛びついて、それに全力を出すことで成果を出す人です。

私は後者なのですが、やっぱり夢を追い求める生き方に憧れを抱いてしまいました。私も人生を賭す価値のあることに向かって動きたい。強く生きていきたいと感じるようになりました。そんな中、メモの魔力では西野さんが前者であり後者も身につけた人として書かれていました。最初は楽しそうなことをしていた人が、ディズニーの倒すことを目標としたことによって、トップダウン型の特徴を持っていると。

なので西野さんに興味を持ち、魔法のコンパスを買うことになりました。今回はそんな私が魔法のコンパスを読んで心に突き刺さったことを共有できればと思います。

自分の腕を切り落とす

西野さんは、「はねとび」に出ていたころが最もテレビでは調子の良い時期だったといっています。深夜で始まった番組がゴールデンにまで成長したのです。番組はチーム力なので、変なことを言う人とまともなことを言う人という構図が必要になります。ボケを生かすためには、比較対象としてまともな人がいることで、その特徴が浮き彫りになるのです。

西野さんの役割はまともな役でした。番組が進行するように仕切りを行い、コーナー説明をする。まともな人。芸人としては決しておいしいといえない役割でしたが、チームとして面白いものが作れれば、それを視聴者も理解してくれると考えていたそうです。

しかし、現実は異なっていました。視聴者は他の人が必死に笑いを取ろうとしている中、ただただ真面目に進行し、笑いの空気を乱しているととらえられてしまったのです。

テレビの芸人として最大瞬間風速が吹いているにもかかわらず、所詮この程度なのかと感じた西野さんは生き方に危機感を覚えました。こんな世界にいては自分の人生がすぐに終わってしまう。だから自分がこれまでに築き上げたものを切り離し、新しく作り上げる必要がある。今までの自分が持っていなかった力を手に入れるためには、外に出るしかないということに私は気づかされました。

問いを持つとは

便利になりすぎた社会では、不満を感じなくなります。遠くの人と話したいなと漠然に考えることはありません。なぜなら電話がすでに開発されているので、そのことを気にする必要がそもそもないのです。では、どうすれば問いを持つことができるのか。それは自分が知らない世界を見聞きすることで、誰も気づかなかったことに着目し、コンテンツへと昇華させられるのです。

魔法のコンパス 道なき道の歩き方

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