【バレットジャーナル】人生を変えるノート術を読んで心に突き刺さったこと

バレットジャーナル 人生を変えるノート術

バレットジャーナル 人生を変えるノート術

はじめに

最近、前田裕二さんのメモの魔力を読んで、知的生産のためのメモ術に取り組んでいる私です。メモの魔力は日常の気づきをメモする中で、新たな発想を導き出すというものでした。

では、日常的な記録はどうやってとればよいのだろうと感じました。そこで、前々から気になっていたバレットジャーナルに興味を持ち、公式本を読んでみたので、それによって心に突き刺さったことを共有したいと思います。

※このブログでは公式本によって記述されるバレットジャーナルの具体的な方法についてまとめるのではなく、何のためにそれをするのかということについて、心を打たれたことをまとめます。

世界は情報過多

この本では、便利なデジタルをあえて離れて、アナログなノートでログをとることにフォーカスしています。

十数年前からインターネットが成熟し始めて、スマホやパソコンなどを常に触るようになりました。そんな世界では人々は情報過多になっているのです。 本書では人は12分に一回のタイミングでネットにつながっていると書かれています。私たちの脳は情報に触れるたびに大小に限らず決断をしています。

例えば、検索結果の中から情報を必要なものと必要なものに分類するという決断です。人は決断が多いと脳が疲れてしまうと研究でも判明しています。

スティーブ・ジョブズマーク・ザッカーバーグが毎日のように同じ服を着ていることは有名ですよね。これは最も脳が優れている朝に余計な決断をしないためです。

このように現代人は本当に情報に触れすぎているのです。なので、本書ではデジタルではなく、あえてアナログノートを使うことで、自分と対話する時間を生み出しているのです。

アナログとデジタルの決定的な違い

確かにデジタルは便利です。スマホで書いたものがクラウド経由で他のパソコンから閲覧・編集できるまでになっています。実際、研究などの内容はすべてクラウドで管理しており、特定のパソコンに縛られずに作業しています。しかし、デジタルは便利な一方、デジタルが用意した枠組みにとらわれてしまいます。

デジタルのアプリやソフトウェアは、デジタルが用意したテキストボックス内にしか文字を書けません。しかもその文字の見た目は均一的で、頭の中の思考をそのまま書き写すにしては、柔軟性が足りないのです。 その点、アナログは型にはまりません。自分が書きたいように文字を書き、ペンを変えれば色も変わる。ページの下から上に向かって書くこともできるし、思いのままにフォーマットを決めることができる。

つまり、アナログはあなたの頭の中をそのまま映し出すことができる遊び場なのです。

紙に書きだす = 思考に命を吹き込む

筆者はこの想いがあるからこそ、デジタルではなくあえてアナログを進めているのです。

行動しない = 2度の失敗

本書ではバレットジャーナルに書き方のみではなく、それを通して自分の行動を変えることまで表現しています。

人はやってみたいことがあったとしても、安定を求めてしまう傾向にあります。例えば、挑戦的な海外勤務のことを言い渡されたとき、とても興味はあるけれども今の仕事を続けたほうが楽だからと辞退したとする。しかし、辞退したことによって今の居心地の良い仕事に影響が出たとき、人は2つのものを失ったようになる。しかも、あの海外勤務には自分の人生を変える力があったかもしれないと、一生後悔するのである。

私は挑戦しないことは人生にとって悪しかないと感じている。よく言われることとして「やらずに後悔より、やって後悔」という言葉がある。この言葉は意味的にどちらも失敗したので後悔しているように感じる。しかし、その2つには性質的に大きく異なっている。

挑戦しなかったこと自体が失敗だったとき、その後悔は一生にわたって引きずる。10年、20年たったとしても、あのときにやっておけば。。と戻らぬ過去に思いを馳せる。 しかし、挑戦したことによる失敗は、学びに昇華する。挑戦したことによって、得られるものは計り知れないし、その失敗からは学ぶものが非常に多い。だから人生を豊かにするためにおいて、挑戦した失敗には非常に大きな価値がある。

挑戦しなかった失敗には何の価値もない。たくさんの「挑戦しなかった」事実は、ただの後悔を一生、積み重ねるだけなのです。

だから必死に挑戦することにはリスクなどないのです。

幸せとは

車が欲しい人、世界中を旅したい人、家族と楽しく過ごしたい人。人によって幸せに感じることは様々です。でも、そもそも幸せって何なのでしょうか。幸せになるにはどうしたら良いのでしょうか。

本書では「夢中になることを探す」ことが幸せの近道だとしています。車や食べ物、アクセサリーはお店に売っています。でも、幸せは売っていないのです。本書ではモノを買うことによる幸せよりも、夢中を追い求めるほうが幸せに近いとしています。なぜならば、車を買うことで幸せを感じた人は、次にもっと良い車が欲しくなります。幸せをモノの所有欲で見たあしている人は、その欲求がエスカレートします。より良いものを買いたいと思っている最中は、幸せではありません。

なので、所有欲ではなく、経験欲を満たすほうが良いと思います。自分が夢中になれることを続ける。これが心を満たす最も良い方法なのです。

さいごに

今回は、人生を変えるノート術を読んで、私の心に突き刺さったことを共有しました。具体的なバレットジャーナルのやり方は他のブログを読むか、あなたもこの本を手に取って学んでみてください。

少なくともこの本はノート術のただのマニュアルではなく、あなたの人生に影響を与える内容まで書かれています。

バレットジャーナル 人生を変えるノート術

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