【メモの魔力】前田裕二さんの本を読んでおすすめしたくなった件

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

遅ればせながら,前田裕二さんのメモの魔力を初めて読んでみました.

私は就活が終わり,社会人としての気持ちとか考え方を身に付けたいと思いつつも,社会人になって思考が凝り固まることが嫌だったので,自分をしっかりと持つために読んでみました.

興味を持ったきっかけは,前田裕二さんの過去をネット記事で読んでからでした.

幼い頃に両親を亡くした前田さんが自分の力で稼ぐために必死になっていたことを知り,前田さんに興味を持ちました.

前田さんにはお兄さんがいて,医者になりたかったそうですが,兄弟で食っていかなければならなかったため,その夢を断念したそうです.

私はそのような過去を知って,前田さんの強さに惹かれました.

とりあえずメモする

メモは記録するためではなく,知的財産を記し,生み出すためにあるということでした.

  • 事実
  • 抽象化
  • 転用

私なりの解釈として,事実には自分の気づきや疑問を客観的に書くことが大切だと思います. 抽象化はその事実をもとに,他のことにも適用できるようなWhyやHowを書いていくことが大切です. 転用は抽象化した内容から今の自分に当てはめられる具体的な行動プランを書く.

最初はとりあえず,メモを取ることか始めることが大切です. 私は研究では,自分の考えをまとめるノートは作っているのですが, それとは異なり日常生活で気づいたこと,雑談の中で思ったことなどからメモを取るということは習慣化しないと難しいと感じました.

この本を読んですぐに安いメモ帳を買いに行きました. でも,安いメモ帳では本腰を入れてメモを書くことができなかったのです. それに書いたことを振り返ることもなく,意味のないものになってしまいました.

これではだめだと思い,前田さんが使っているメモ帳と同じ,モノレスキンの3000円ほどするものを買いました. するとメモ帳に書くこと自体を大切に感じ,そして日頃から振り返る癖が付きました.

なので,本気で書くときは自分が大切にでき,愛着を持てるメモ帳にしたほうが良いと感じました.

自分の言葉を持つ

レトリックというオリジナルの言葉を持つことが大切です. 具体的には鈴木おさむさんの「生VR秋元康さんの「永遠は短い」 などその人にしか出せない言葉で,人の心を打つというものです.

私は普段から自分の思考を言語化するようにすることで,そのような言葉を生み出せると思います.

自分の言葉を持つことで,人に伝える力が高まると感じるため,普段のふとした瞬間に感じたことなどをすべてメモしていきたいと思いました.

モチベーションの種類

モチベーションにはトップダウン型とボトムアップ型があると知り,自分の中でもやもやしていたものがはっきりとしました.

トップダウン型は最終目標を強く持っており,それに向けて無駄なことはせずに突き進んでいくタイプです. ボトムアップ型は目の前のワクワクすることに全力を出し,それらがつながっていくタイプです.

私は自分の数十年先の目標を持つことができておらず,悶々していました. しかし,目の前の楽しいことには全力を出し,興味のある勉強などは徹底的に行うタイプでした.

この本を読んでから,自分はボトムアップ型だということがはっきりと分かり,無理して先の目標を持つことは必要ないのだと感じました. もちろん,私も1年や数ヶ月程度の目標は常に持っていますが,最終目標を立てなくても,なんとかなるような気がして,とても気分が晴れました.

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

最後に

メモの魔力はとてもおすすめしたい本です. これからの未来は知的生産活動を行う人が強くなる時代だと感じています. 私もメモに頼り,最大限自分を強くできるように生きていきたいと思います.